今年開催されていた「駅すぱあと乗りものフォトコンテスト2023」の応募総数は、前年を上回る2,354作品!改めましてご応募ありがとうございました。今回のイベントは、その表彰式と審査員お二人の蔵出し写真トーク、イベント参加者の投稿作品寸評の三部構成で繰り広げられます。今回は日曜お昼の開催とあって、関西からいらした方やお子さん連れの方もいらっしゃいました。さっそく第一部、表彰式の始まりです!
まずは「交通事業者賞」。今回、フォトコンのサポーター企業として参加いただいた京成電鉄の車両を収めた作品です。暗雲が垂れ込めているけれど陽が射しています。受賞された方いわく「出かけた時は雨だったけど、急に雨が止んで虹がダブルで出た」とのこと
山崎「雨だと撮影行きたくなくなるんよ。でも頑張って出かけたこと自体が素晴らしい。運も実力のうち!その運を上手く活かされとらん写真が多い中、これは素晴らしいのぉ」
京成電鉄の担当者様より賞品と副賞が授与されました。続いての作品は「駅すぱあと乗りものカレンダー2023」の「3月」の写真として採用されることになった、モノレールを撮った一枚です。
山崎「この澄んだ空は冬の日の出前じゃなぁ。空のグラデーションの中、明かりが灯った列車。そしてこの団地の規則的な明かりも効いとるのぉ。寒い中よく頑張った!ワシはこの時たぶん寝とったけど、この時間帯の空の色合いはイメージ撮影にはピッタリだと思うとるよ」
ルーク「都会と空港を結ぶモノレール。日常と非日常を結ぶ旅情めいたものも感じる一枚だね。運河もいい。撮れそうで撮れない写真だよ」
そう寸評を聞くと、確かに日常と非日常の狭間といった風情を感じますね。きりっとした冬の寒さも伝わってきます。
続いては、カレンダーの「8月」に採用された作品の表彰です。ご覧いただけますでしょうか?一番高い位置に打ち上げられた花火に、飛行機のシルエットが浮かび上がっています。審査員のお二人も興味津々で「シャッタースピードは?」「絞りは?」と、どうやって撮影したのか受賞された方に矢継ぎ早に質問していました。過去3年チャレンジして2回成功しているそうです。
ルーク「これ、淀川の花火大会ですよね。伊丹空港のAランに降りる飛行機を絶妙なタイミングで捉えた、すごい写真だと思います」
その後も表彰は続き、審査員特別賞の発表となりました。ルークさんが選んだ1枚は、このフォトです。富士山の頂上に陽が沈む「ダイヤモンド富士」。そこになんと!東京スカイツリーと飛行機が絶妙な配置で写り込んでいます。いやーすごい!
ルーク「都心ルートが始まったことで撮れるようになった飛行機とダイヤモンド富士ですが、そこにスカイツリーまで絡めてくるとは…。15~18時の間しか撮れませんよね。滑走路がダブルであるから、もう一機入れ込むこともできるのか…。これ、場所は誰でも入れるところ?」
山崎「おい!パクるなよ!(笑)」と軽妙なツッコミが入るのも、仲が良いお二人ならではです。