個性的で魅力的なグランピング施設を、あと3つご紹介しましょう。
まずは北海道余市郡にある「余市ヴィンヤードグランピング」。ワイン醸造用のぶどう畑（ヴィンヤード）に囲まれたロケーションのグランピング施設です。
宿泊は、ワインの本場ヨーロッパのカントリーサイドを彷彿とさせるインテリアが施されたテント。暖房も完備されています。食事は、余市の食材をふんだんに使った余市のイタリアンレストラン「ヨイッチー二」監修のバーベキュープラン。もちろん、余市のワインもふんだんに楽しめます。
滞在中には、余市に点在するワイナリーや、ニッカウヰスキー余市蒸留所を巡るもよし、隣接する観光農園でフルーツ狩りを楽しむもよし。夜は満天の星空と、レンタルの焚火台を満喫しましょう。
続いては、神奈川県逗子市のマリーナリゾート「リビエラ逗子マリーナ」。今年3月に開業した「マリブホテル」に、グランピング施設「カマクラテラス」が新設されました。これにより、ホテルの宿泊と、グランピングの利用を組み合わせたプランが実現。ホテルのチェックインからチェックアウトまで、一基の「カマクラテラス」を占有することができます。
たとえば食事やお酒を飲んでゆったり過ごしたり、ワーケーションに取り組む際にはグランピング、就寝やバスタイムは設備の整ったホテルといったように、お好みに合わせてどちらで過ごすかを選択することができます。ヤシの並木が並び、クルーザーヨットが行き交うマリーナで優雅なひとときを過ごすことが可能です。
最後にご紹介するのは、島根県江津市にある「温泉リゾート風の国」。温泉施設宿泊施設、テニスコート、グラウンドゴルフ場、ドッグランなどを有する広大な敷地に、新たにグランピングサイトが加わりました。
そのコンセプトは"森に泊まる"。ドーム型のテントに加え、球体型のテントが空中に浮くようにして配置されています。テント内にはベッドやテーブルも完備。夜はライトアップされたテントが森の中に浮かび上がり、なんとも幻想的な空間を作り出します。
夕食は、施設内のガーデンキッチンにて、グランピングでは珍しい和食を提供。朝食はバスケットに入れられており、施設内の好きな場所で食べられます。天気が良い日は天然芝の広がるグリーンガーデンがおすすめ。自然の中で優雅に過ごす楽しさを、味わってみてはいかがでしょうか。
まずご紹介するのは、群馬県利根郡みなかみ町にある「DOAI VILLAGE」。雄大な谷川岳に、一級河川の湯檜曽川、冬はスキー客で賑わう同町に、今年11月グランピング施設がオープンしました。その舞台となったのは、JR上越線の無人駅、土合（どあい）駅です。
宿泊スペースは、断熱性に優れた素材を駆使した「インスタントハウス」。ベッドで就寝するタイプと布団タイプの二種類があります。雪でつくるかまくらのような、丸くて可愛らしいスペースに身を置くと、繭に包まれているような安心感を覚えることでしょう。駅に併設されているため、小窓から電車が通る姿を眺めることもできます。
さらに、かつて利用されていた駅務室は改装され、カフェ「mogura」に生まれ変わりました。きっぷ売り場のカウンター等、昔懐かしい駅の風景がそのまま残っているため、とてもゆったりとした時間が流れる中、お茶やホットサンドなどを楽しめます。こちらのカフェは、宿泊客以外でも利用可能です。なお食事つきの宿泊プランでは、地元のキノコなどをふんだんにつかった鍋料理なども楽しめます。
昨今は、グランピングにプラスアルファのテーマを設けた施設も登場するようになりました。同施設のテーマは、農園に隣接している立地を活かした「食育」です。
宿泊は、直径約10mのドーム型テント「サプライズドーム」をはじめ、「ツインドーム」「スタンダードドーム」の3タイプ。人数に合わせて利用可能です。また、いずれのテントも一部がスケルトン仕様になっているため、テントの中からオーシャンビューをはじめとした美しい京都丹後の自然を満喫することができます。
冬季はバーベキュースペースに薪ストーブが設置され、寒さを感じずに食事を楽しめるようになっています。テント内はエアコン完備のため、こちらも寒さとは無縁。
